小論文を論述する場合は、分析メモやアウトラインを設計図としてすぐに執筆に取り掛かることができます。今後はテーマごとに柔軟な発想(視点や切り口)で自問自答し、その方向性を吟味しながら分析を進めていくことで、あなたらしさの備わった説得力のある論述ができるようになるのではないかと期待しています.

小論文がすらすら書ける

合格小論文や志望理由書が誰でもかけるようになるノウハウ公開

小論文で様々なテーマに取り組んでいく上で、常に問題意識を持って物事を見つめていく姿勢が大切です.これ以外にもテーマの問題点はないだろうかと広い視野で考え、思いついたことを全てメモに書き出すようにしてみましょう.メモを取る習慣が、今後において、よりよい方向に自分の意見を見つけていく上での出発点になるのです。アウトライン化の段階では、重要だと思われる項目だけを選択することになりますが、メモに書き留めることで見落としを防ぐことができますし、あなたなりの新しい発見へとつなげていきやすくもなるでしょう.

抽象的なテーマ『心』に対応する その4

小論文の課題テーマはしばしば抽象的な課題が提示される可能性がよくあります。

 たとえば『心の時代』というキーワードで課題文を読んでから論述をするパターンがあります。

 あなたが注意するべき第一は課題文の内容については何も言及しないで論述を進めるのではなく、課題文が掲げられてある以上、課題文の内容とあなたの主張との関連について何らかのかたちで述べておく方がより望ましいのです。

 そしてあなたの着眼を深く突き詰める必要がありますね。たとえば簡単に『若者の中にある「心」が失われている』と決め付けるのでは、それは表面にすぎません。本当は何が原因なのかを考えたでしょうか。若者の怒りがなぜ家族に向き、ブレーキが効かないほど暴走してしまうのか。若者を取り巻く社会は何か影響を及ぼしていないだろうか。最近の家族構成、父母たちの生活、暮らしの環境などに若者の健全な心をむしばむ要因があるのではありませんか。表面の現象から深く追求して自分なりの要因を見つけていく過程を文章にしなければ、読み手の理解は得られません。最近の若者の犯罪増加は、新聞、その他のメディアで誰でも知っていることですね。それらの事象、事件から読みとるその裏の原因は、人それぞれ違ったところに求めるかも知れません。むしろ自分なりの読みとり、分析が必要なのです。それが「考えた」ことになるのです。「自分はこう思う」という意見がなければ、課題文の受け売りの文章にしかならないので、論文では、クリエイティブな自分の考えを持ち、根拠を示して説得していくことが大切です。

 またあなたの体験した具体例があると、読者自身も自然と、自分のところではどうだろうと、自分との関わり方を考えるようになり、論文に引き込まれていくはずです。また抽象的な問題は、受験生がどれくらいこのテーマを自分のこととして受け止めて考えようとしているか、を見るところに狙いがあります。その辺の意図も読み取ったうえで書くのがポイントです。

常に具体的に、自分の経験と重ね合わせて、実行可能な解決策を提示できるまで考えることが大変に重要でかつ大切です。

言葉はどんな場面で、どのような使われ方をしているでしょうか。言葉は伝達の手段としてだけではなく、物事を考えたり、人とコミュニケーションをとったりするときにも使われますね.言葉が使用される個々の場面をいろいろと思い浮かべてみると、言葉がいかに人々の生活に密着したものであるかということに気づかされるのではないでしょうか。このように人々の生活と切り離して考えることのできない言葉は、その時代ごとに様変わりする人々の生活様式やものの考え方などを色濃く反映して、常に変遷していく性質を備えています.