小論文を論述する場合は、分析メモやアウトラインを設計図としてすぐに執筆に取り掛かることができます。今後はテーマごとに柔軟な発想(視点や切り口)で自問自答し、その方向性を吟味しながら分析を進めていくことで、あなたらしさの備わった説得力のある論述ができるようになるのではないかと期待しています.

小論文がすらすら書ける

合格小論文や志望理由書が誰でもかけるようになるノウハウ公開

小論文で様々なテーマに取り組んでいく上で、常に問題意識を持って物事を見つめていく姿勢が大切です.これ以外にもテーマの問題点はないだろうかと広い視野で考え、思いついたことを全てメモに書き出すようにしてみましょう.メモを取る習慣が、今後において、よりよい方向に自分の意見を見つけていく上での出発点になるのです。アウトライン化の段階では、重要だと思われる項目だけを選択することになりますが、メモに書き留めることで見落としを防ぐことができますし、あなたなりの新しい発見へとつなげていきやすくもなるでしょう.

「曖昧な問い」と「具体的な問い」

曖昧な問いを答えやすくするにはどうすればいいでしょうか。 そう、曖昧な問いから、具体的な問いを見つけ出せばいいのです。

 たとえば「いじめについてあなたの考えを述べなさい」という設問だったら、曖昧な「いじめについて」の部分を、「いじめはどこで発生するか」とか、「そもそもいじめとはどうすることか」など、少しでも考えやすい具体的な問いに替えてしまえばいいのです。

 もちろんそのまま放って置いたのでは設問に答えることができませんから、こうやって具体的な問いをどんどん探して応えていきながら、このテーマの正体を見極めようとしなくてはいけません。

 「いじめについて・・」とは「いじめ」という人間が人間に対して行なう、ある種の暴力行為であって、必ず被害者が発生するものですね。それもこうやって具体的な問いをどんどん出していくことで明らかになってきます。

 さて、そういう暴力行為を放置しておくわけに行かないけれど、なかなか解決するのは難しいという点も、「いじめ」の特徴ですが、こうやってそのテーマの正体を見極めようとすると、このテーマの持つ、問題性――すなわち考えるべきところ――が明らかになってきます。それは、ひとつとは限りませんから、自分なりに考えてみようと思うところを選択してよいのです。小論文の問題は、そういう自由のある設問になっていることが多いものです。

 作業の流れとして見ても、このようにして設問を具体化する方向に進んでいくと、自分が考えることをはっきりさせることができることが分かります。

 それを実際に行なうには、ただ曖昧な部分を具体化しようという思いだけ強くでも、できるものではありません。これには、やり方があります。

  

 それは、具体的な問いを見つけるときの、<視点>を意識的に決めて問いを出していくことです。

 たとえば、その<視点>として利用しやすい切り口に5W1Hがあります。

    いつ・・・・・WHEN・・・・・・時、時代、
    どこ・・・・・WHERE・・・・・場所、位置、
    だれ・・・・・WHO・・・・・・・主体、客体、
    何・・・・・・WHAT・・・・・・姿、機能、名称
    なぜ・・・・・WHY・・・・・・・理由、原因
    どのように・・HOW・・・・・・・方法、経緯、

 もちろん、このような視点はいくらでもあります。 それを見つけるのもいい練習になりますから、やってみてください。

 さて、このような視点を意識すると、いじめはいつ?どこで発生するの?といった具体的な問いが出てきますね。少し注意してもらいたいのことは、「いつ発生するか」という視点は、今と比べると昔はどうだった?とか、場所と関連付けながらの問いであれば、日本に比べて、欧米はどうだろうといった別の新しい問いも見つかります。このように、新しい視点をひとつ獲得すると、色々な視点の拡がりが得られるものです。

 ただ、このように具体的な問いを見つけ出そうとすると、いくらでも出てきてきりがないという人もいます。そう悩むくらい、たくさん見つけるといいですね。

 でもどんどん問いを見つけていくうちに、最初のから順に忘れてしまいますから、必ず、メモをとっておきましょう。答えにも番号かなにか付けると便利ですよ。

A 昔のいじめは現代のいじめと比べるとどこが違うだろうか
a 現代のいじめは・・昔のいじめは・・・・だ

B 日本に比較すると欧米のいじめはどういう特徴があるのだろう
a 日本のいじめの特徴は・・だが欧米は・・・だ

 あとでこのメモを使いますから、大事にしてください。

言葉はどんな場面で、どのような使われ方をしているでしょうか。言葉は伝達の手段としてだけではなく、物事を考えたり、人とコミュニケーションをとったりするときにも使われますね.言葉が使用される個々の場面をいろいろと思い浮かべてみると、言葉がいかに人々の生活に密着したものであるかということに気づかされるのではないでしょうか。このように人々の生活と切り離して考えることのできない言葉は、その時代ごとに様変わりする人々の生活様式やものの考え方などを色濃く反映して、常に変遷していく性質を備えています.