小論文を論述する場合は、分析メモやアウトラインを設計図としてすぐに執筆に取り掛かることができます。今後はテーマごとに柔軟な発想(視点や切り口)で自問自答し、その方向性を吟味しながら分析を進めていくことで、あなたらしさの備わった説得力のある論述ができるようになるのではないかと期待しています.

小論文がすらすら書ける

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小論文で様々なテーマに取り組んでいく上で、常に問題意識を持って物事を見つめていく姿勢が大切です.これ以外にもテーマの問題点はないだろうかと広い視野で考え、思いついたことを全てメモに書き出すようにしてみましょう.メモを取る習慣が、今後において、よりよい方向に自分の意見を見つけていく上での出発点になるのです。アウトライン化の段階では、重要だと思われる項目だけを選択することになりますが、メモに書き留めることで見落としを防ぐことができますし、あなたなりの新しい発見へとつなげていきやすくもなるでしょう.

小論文頻出テーマ『日本とアジアの関係』についての考察の一例 その4

 「日本とアジアの関わり」という複雑な問題を、歴史・経済・文化など、様々な視点から考察してみましょう。
 

 日本とアジアの関係について、大きく分けて2つの視点から考察します。一つは、歴史的・経済的視点です。明治以後の日本と欧米、日本とアジア諸国の関係をたどり、「経済大国」となった日本と、援助を受ける側としての他のアジア諸国との関係を浮かび上がらせています。

 もう一つは、アジア自体が抱える問題、という視点です。ヨーロッパ地域に比べて地域的結束力が弱い点を指摘しています。これらは、日本とアジアの関係を考察する上で大変重要な点であります。ただここでは、課題文を踏まえながらも、設問に対してあなた自身の見解をはっきりと述べ、そのうえで、そう考える理由を説明するとよいでしょう。その際には、行った歴史的・経済的視点からの考察や、地域的特色についての分析がそのまま活きます。

 歴史的な面から分析してみると、日本は明治の頃より「脱亜入欧」(福沢諭吉)のスローガンを掲げて、西欧文化の輸入に努めるとともに、封建的な古い制度や因襲を「アジア的」として排除にも努めてきましたね。その意識の裏には、西欧崇拝主義が根強くあり、世界有数の先進国でありながら、現代でもそのような心理的影響を受けていることが様々見受けられると思います。あなたの身の回りにも当てはまるような場面がないか、注意深く観察してみてください。

 そこにはどのような心理があると考えられますか? そして、そこからさらに発展させて、これからの世界情勢の流れの中で、日本がアジアの一員としての意識をもつ必要性はどれくらいあるのだろうか、また次第に勢力を伸ばしつつあるアジア勢力の中で、日本の立場はどのように変化していくのだろうか、などと考えてみてください。そうすると、日本と「アジア」の関係がどうあるべきか、あなたなりに考えた結論が見えてくるのではないでしょうか。

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