小論文を論述する場合は、分析メモやアウトラインを設計図としてすぐに執筆に取り掛かることができます。今後はテーマごとに柔軟な発想(視点や切り口)で自問自答し、その方向性を吟味しながら分析を進めていくことで、あなたらしさの備わった説得力のある論述ができるようになるのではないかと期待しています.
小論文がすらすら書ける
合格小論文や志望理由書が誰でもかけるようになるノウハウ公開
小論文で様々なテーマに取り組んでいく上で、常に問題意識を持って物事を見つめていく姿勢が大切です.これ以外にもテーマの問題点はないだろうかと広い視野で考え、思いついたことを全てメモに書き出すようにしてみましょう.メモを取る習慣が、今後において、よりよい方向に自分の意見を見つけていく上での出発点になるのです。アウトライン化の段階では、重要だと思われる項目だけを選択することになりますが、メモに書き留めることで見落としを防ぐことができますし、あなたなりの新しい発見へとつなげていきやすくもなるでしょう.
小論文頻出テーマ 『現代の日本語事情』のアプローチの仕方 その5
『現代の日本語事情』についてあなたの意見を述べよと出題されたら、あなたはどのようなアプローチを考えていきますか。
たとえば、「日本語の欧米化」について、論点を絞って述べていくことが可能です。
「欧米化=問題点」として捉えるなら、まずその原因を詳しく分析する必要があります。そもそも、日本語の欧米化はなぜ起こるのでしょう。「外国人との意思疎通」に役立つ機会もあるはずですが、それ以外にも何らかの利点があるからではないでしょうか。
一つには、外国から新しい言葉を取り入れることによって、新たな概念を社会に導入することができるはずです。物の見方を広げるチャンスが生まれ、学問や文化、産業や経済の発展にもつながるでしょう。海外で新たなテクノロジーや商品が開発されれば、それを輸入すると共に新しい言葉が必要となりますね。大きな事件や戦争などが起こった場合は、それをニュースとして伝えるために新しい言葉が導入されることもあるでしょう。
古今東西を見るなら、「母国語と外国語を混ぜて話す」ことは、決して日本独自の現象ではありません。例えば英語にしても、フランス語などの外国語を多数取り入れて成り立っているそうですし、東南アジアなどには、英語と現地の言葉をミックスした、独自の言語が生み出されている国もあるそうです。また、日本語についても、「本来の日本語」と、「海外から取り入れた言葉」との間に、明確な線引きをすることは難しいのではないでしょうか。漢字自体が中国から輸入されたものであり、さらに「社会」「伝統」など、現在の私たちが普通に使っている言葉の中にも、明治以降に考案された欧米語の「訳語」が多数あるといいます。
このように、新たに視野を広げ、社会を発展させる原動力として、新語を導入することには大きな意味がありますが、一方で、情報化社会の到来と共に、あまりにも気軽に新語が輸入されるようになり、立場や年齢層の異なる人々の間で、日常的な意思疎通が困難になってきている、というのが現在の問題点かもしれません。
まず、アウトラインの段階で、論じる対象をしっかりと絞り込み、それを客観的に分析していくよう心がけてください。そのための自問自答の手段として、メモを取るのだと考えてみましょう。「日本語の欧米化」という現象を論じるのなら、その問題点だけでなく、利点についても十分に考察し、思いつく事実や考えをどんどんメモしていくことです。それが、現状を正確に把握することにつながるはずです。
その上で、結論となる解決策をもう一度考察してみましょう。欧米化を完全に遮断するのは現実的に不可能でしょうし、数々の利点を否定することにもなるでしょう。では、新語導入のメリットを生かしながら、一方で伝統ある豊かな日本語を守っていくには、具体的にどのような手段を講じればいいのでしょうか。例えば、コミュニケーションを「意思の疎通」と言い換える、というのはとてもよいアイデアですね。「市役所などの公の場では、高齢の人にも理解できるよう、なるべく従来の日本語表現を用いる」など、現実の社会に広く受け入れられるような、実際的な解決策として、自分の意見をまとめてみましょう。
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