小論文を論述する場合は、分析メモやアウトラインを設計図としてすぐに執筆に取り掛かることができます。今後はテーマごとに柔軟な発想(視点や切り口)で自問自答し、その方向性を吟味しながら分析を進めていくことで、あなたらしさの備わった説得力のある論述ができるようになるのではないかと期待しています.
小論文がすらすら書ける
合格小論文や志望理由書が誰でもかけるようになるノウハウ公開
小論文で様々なテーマに取り組んでいく上で、常に問題意識を持って物事を見つめていく姿勢が大切です.これ以外にもテーマの問題点はないだろうかと広い視野で考え、思いついたことを全てメモに書き出すようにしてみましょう.メモを取る習慣が、今後において、よりよい方向に自分の意見を見つけていく上での出発点になるのです。アウトライン化の段階では、重要だと思われる項目だけを選択することになりますが、メモに書き留めることで見落としを防ぐことができますし、あなたなりの新しい発見へとつなげていきやすくもなるでしょう.
小論文頻出テーマ 『大人になること 』のアプローチの具体例 その4
社会が複雑化しているため、大人と子どもとの間にはっきりした線引きをすることが難しくなっていることは確かですね。たとえばあなたと同じ年齢でも、親元から高校に通って勉強している人もいれば、既に就職して自活している人や、結婚、出産を経て育児をしている人もいるのが事実です。そう考えると、あなたと同じ年齢の人に限っても、みんな「子ども」だと言い切ってよいのか悩んでしまいますね。では、あなたは、同年代のさまざまな境遇の人々について、誰を大人とみなし、誰を子どもと考えますか。一度、その具体的な基準を自分なりに考えてみてはいかがでしょうか。また、一般的・社会的にはどのようにみなされているのかも考えてみてください。
上記のように考えを深めた上で、あなたなりの具体的な「大人」の定義をしてみてください。たとえば、飲酒・喫煙できる人が大人でしょうか? 選挙権を持つ人が大人でしょうか? 就職して自活していれば大人でしょうか? このようにして、小さなことでもいいですから、考えられる限り挙げてみてください。また、あなた自身はどのような大人になりたいですか。身近に「こんな人になりたい」というモデルになる大人はいないでしょうか。そのあたりを詳しく考えてみることも必要です。そうすることで「確立された信念をもつこと」の具体的内容を、より詳しく説明することができると思います。
また具体的な「大人」の定義をすることによって、明確になってくると思います。そこで、大人になることの難しさについて、さらに詳しく分析・整理してみましょう。あなたが理想とする「大人」像が明確になれば、大人になるためにあなた自身がどのような努力をしなければならないかが少しずつ明らかになるはずですから、その中のどういう点が実践する上で難しいのか考えてみてください。また、あなたの尊敬する大人のどういう点が尊敬できるのかを考えてみるのも良いと思います。このようにして、大人になることの難しさを詳しく分析することで、大人になるために必要なことは何かが明らかになるはずです。
そもそも、人が大人になることは、社会にとってどのような意味があるのでしょうか。この問題を考えるにあたって、「大人」になれない大人が多くなると、社会的にどのような問題が起こるのか考えてみてください。たとえば、いつまでも親に頼りきりで、定職に就かないフリーターのような人が増えると、専門的知識や高度な技術を要する職に就く人が少なくなり、社会の生産力の減少につながることが考えられますね。また、親から独立せず、結婚する人が減ると、ますます少子化に拍車がかかることも考えられます。このようにして、大人になれない大人が増えることによる問題点を挙げ、人が大人になることの必要性を詳しく説明することができるまで分析を続けてみてください。
また、大人になろうとしない人について、周囲が無理にその人なりの成人式を行うことは可能でしょうか。たとえば、どういう人が「大人」であるのか分からず、なかなか大人になれない人も多くいると思います。そういう人に「あなたは○○であるべきだ。大人になりなさい。」と周囲の人の「大人」像を押し付けることは、果たしてその人なりの成人式といえるのでしょうか? では、なかなか大人になろうとしない、なれない人に対して、周りの人は何をすれば良いか考えてみてはいかがでしょうか。また、これから大人になるべき子どもや青少年が「大人になりたい」と意識するようになるためには、彼らに何をすれば良いかも考えてみましょう。これを読んでくれているあなたはおそらくこれから大人になろうとする年代ですから、あなた自身が「大人になりたい」と意識するには、どういうことが必要かを考えるところから始めてみるのもいいですね。このように分析を続けていくことで、課題文に対するあなたの考えをより詳しく読み手に説明することができるはずです。
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