小論文 志望理由書

合格できる小論文とは

小論文を書くことすなわち論述の本筋に、自分の意見を据えてみることを考えて課題文を分析し、そして整理するという作業をしてみましょう。基本に立ち返るようですが、まずは課題文に出てきているキーワードについて、どういう定義がされているか.

 

また、そのキーワードの定義、解釈についてあなたがどのように感じたか、また、そう感じた根拠は…と、並べてみましょう。そのうえで、自分がどのように考えるのかと言う方向性が出てくると思います。その方向性が見えてきたら、その方向性に対してできるだけ多角的な視点から考えてみるようにしましょう。

 

課題資料が文章であるとき、課題文と呼ぶことが多いようです。他に、課題図表や課題映像、課題小道具の場合もあります。 大切なことは、いずれの場合も課せられたテーマについて理解するための資料であるということです。

 

テーマについての理解を深めなければ、深い考えは見つからないからです。 自然を破壊してはならないことは誰でも判断できますし、いじめもやってはならないとみんな分かっています。しかし、それでも無くならない、解決できないのが、現実です。

 

そしてこのように、現実に解決していない問題を課すということは、正解を用意できない事柄について考えさせたいということなのです。正解の出ている問題ならば、調べて、覚えておけばいいからです。そういう記憶力を調べたければ、「〜について知っていることを全て書きなさい」とすればいい。そうしないで、正解が出ていないことを問題として課すのは、自分なりの意見や考えを見つける努力がどの程度できるのかを調べたいからです。

 

入試小論文は、正解ではなく、自分なりの理解・判断・発見・主張をしてもらうことで、その人の思考の傾向性や判断・洞察・発想の傾向、表現力や性格の傾向などを調べるのです。

 

ということは、入試小論文対策は、知識を仕入れても解決しないということです。知っているかどうかを問われないのに、どれだけ知っているかを示しても全く評価につながらりません。試験の会場で初めて出会うテーマについて、設問の条件どおりに考え、意見や考えを見つけて、読み手に分かるように表現できるかどうかが診られるのですから、準備としてしなければならないことは、自ずと決まってきます。それは、考える練習なのです。

 

これから小論文の勉強をしようと思っている方は、課せられたテーマについて「考える」訓練を積み、そこで見つけた意見を分かりやすく文章化するという、二つの段階の訓練があると考えていただきたいと思います。

 

 

合格できる小論文と志望理由書はコツさえつかめば誰でも書ける!

小論文を論述する場合は、分析メモやアウトラインを設計図としてすぐに執筆に取り掛かることができます。演習を積み重ねることでテーマごとに柔軟な発想(視点や切り口)で自問自答し、その方向性を吟味しながら分析を進めていきましょう。そうすることであなたらしさの備わった説得力のある論述ができるようになるのではないかと期待しています。

 

テーマの問題点はないだろうかと広い視野で考え、思いついたことを全てメモに書き出すようにしてみましょう.メモを取る習慣が、今後において、よりよい方向に自分の意見を見つけていく上での出発点になるのです。アウトライン化の段階では、重要だと思われる項目だけを選択することになりますが、メモに書き留めることで見落としを防ぐことができますし、あなたなりの新しい発見へとつなげていきやすくもなるでしょう。

 

課題資料を読み解く読解力

課題資料の読解力はどうやって磨くのか、という疑問を抱く方も居られると思いますので、その点に簡単に触れておきます。

 

まず、小論文試験対策では、過去問やその類似問題を使って練習することになりますから、受験校の出題形式にもよるでしょうが、通常少なくとも、試験直前までに15〜20本の課題資料を読むことになります。

 

国語の勉強を考えてもらえば分かりますが、課題文を読んで1時間くらいじっくりと考えることがあるでしょうか。無いのではないでしょうか。

 

しかし、小論文の学習では、過去問を解く場合でも、類題を解く場合でも、試験時間に合わせて90分くらいを使ってやりますから、読んで考えるだけで60分くらいを使うことになります。そうしなければ考えを深められないからです。

 

その上、読み取ったことを出発点として考えたことについて、指導者から細かな指摘があるわけですから、読解内容のズレは、自ら修正することに成らざるを得ません。

 

小論文でも、国語の読解同様に、指示される部分が意味することを自分なりの現実やイメージと繋げることが出来るかどうかということと、その把握内容が書かれていることをどの程度正確に踏まえているかといった点で問題になりますが、特に小論文が国語と異なるのは、その考察が、国語の場合は課題文の域を目標点とするのに対して、小論文では出発点とするということです。

 

だから、読解の正確さという点での学習についても、指導者は緻密な指示を行なうものです。 毎回ひとつのテーマとその資料の読解に対する吟味の状態をチェックされて具体的な指示を受けることが、どれだけ読解力の養成になるか、計り知れません。 著名な学者の小論文を20本、深く理解するまで読み込む、そこから自分なりに深く考えていくということですから、読解力は必ず向上します。

 

 

小論文入試に合格する到達点

受験(入試)小論文に取り組もうとしている人には、課題に応じた「小論文」が書けることが目標になります。

 

小論文を書くことが要求される試験ですから、感想文や日記調の文体、随筆風、叙情詩風の文章ではなく、誰に対しても同じ意味が伝えられるだけの客観性と論理性を具えた文章に仕上げる必要がある訳です。そういう意味での小論文の条件を満たした文章が「書ける」ということが、小論文の世界で言う、『書ける』です。「書ける」をクリアすることを、まず、目標においていただきたいと思います。

 

課せられたテーマについて、きちんと考え、要求どおりの自分なりの答えを導いた上で、それを読み手に分かりやすく表現するという、一連の作業行程を十分理解し、その行程を一つも手を抜くことなく、丁寧に進めていくようにしてください。

 

作業の手順を知れば、小論文作成は、意外に厄介ことではありませんよ。 大事なことは、とりあえず原稿用紙を埋めることができればいいといった態度で臨まないことです。大学入試小論文では、毎日朝から晩まで小論文を読んでいる専門家が採点するのですから、とりあえず原稿用紙を埋めればいいといったいいかげんな文章や、どこかの本の中身をそっくり暗記して写したような物まねは、一瞬で見破られてしまいますからね。

 

 

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入試小論文の手順

いきなり書き始めるのでなく下書きやメモを準備してメモでは設問に従って、順を追って考えを文章にしていきます。しかしこれはあくまで自分の頭の中を整理するための下書きですから、きちんとまとまっている必要はありません。頭に浮かんだことをもっと具体的に書き出してみましょう。

 

 

個性的な意見は、広く一般には受け入れられないかもしれません。もしあなたがそう思う根拠がなんなのか、どういう意味なのか読者に分かるように説得しなければなりません。このように読み手にわかってもらうこと、受け入れられること、そしてなおかつ独自性のある意見を述べるためには、一般論でなく体験から出た考え、具体例が必要です。人に受け入れられる正しい意見を熱心に訴える小論文は心に響くはずです。

 

 

初めて自問自答からの小論文を書くことは本当に大変です。誰でもない自分の意見を構築していく過程を学んでいるわけですが、そんなに難しいことではありません。日頃から、物事を関心を持って見て、自分に問いかけることを習慣にするだけでも、考える力はつくのです。がんばってください。

 

 

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